探偵神宮寺三郎 新宿中央公園殺人事件

解説

神宮寺三郎シリーズの第1作がケータイアプリになった。制作は最近の神宮寺シリーズを手がけているワークジャム

レビュー

 2年半使ってきたケータイを買い換えた。旧機種は買った時点で型遅れの機種だったが、今回は最新の機種を購入。ケータイアプリなんてものが使えたりする。実はケータイアプリの神宮寺シリーズがやりたくて買い換えることにしたのだ。おなじみの新宿中央公園や危険な二人だけでなく、ケータイオリジナルの作品もあるらしい。ワークジャムのHPを見るとなかなか面白そうだ。

 せっかく機種変更するので、思い切って3Gにすることに(ボーダフォン)。店員が「3Gはまだ発展途上なので、地方に行くと今までの機種より電波の入りが悪くなるけどいいか?」としつこく聞いてきた。東京在住であんまり地方にはいかないので問題なし。というか、今でも十分悪いだろと心の中で毒づいてみたりする。ボーダフォンのポイントがふくさん貯まっていたので、かなり安く機種変更することができた。こうして最先端ケータイをゲットしたのである。後は神宮寺をやりまくるだけだ。と思ったら3Gのケータイじゃできないじゃん。256kってマークがあったけど、コレって3G以前のケータイじゃないとできないのね…。3Gはメガアプリというものしかできないらしい。メガアプリ対応の神宮寺シリーズは「新宿中央公園」のわずかにひとつ…。店員も電波の入りはいいから、アプリの対応状況をしっかりと教えてくれよ。

 肝心のゲームはかなりよくできている。グラフィックも美しいし、ゲームのテンポもいい。難易度はかなり低めで、会話を進めていけばクリアできる感じだ。ケータイだからこれでいいと思う。簡単な分、ストーリーを楽しめるしね。問題があるとすれば、あまりにサクサク進んでしまうので「タバコを吸う機会がない」ということ。神宮寺の体にはいいかもしれないが…。

 ファミコン版と比べるとかなりシンプルになっていて、中央公園を移動するRPGのようなモードはない。ちなみにストーリーも違う。ファミコン版をやったばかりのオレみたいな人でも(そんなヤツがいるのかどうかは疑問だが)楽しめるのはうれしい。

 早くケータイオリジナル作品で遊びたいが、次は横浜港、危険な二人とシリーズ順にリリースされていくのだろう。気長に待つとしよう。

 神宮寺の他にもうひとつ遊びたかったアプリが「稲川淳二の怪異談」で、こっちはメガアプリにもかかわらず、オレのケータイでは遊べないという。ちゃんと下調べしなかったオレが悪いのだが、もうちょっと何とかならないものだろうか。

 もうひとつ余談だが、グラディウス2の体験版がインストールされていたので遊んでみた。操作はしづらいが、確かにグラ2だ。グラフィックも美しい。高校生のオレに見せたらたぶん腰を抜かすだろう。すごい時代になったもんである。