ドラゴンクエスト6

解説

ドラゴンクエストの6作目。

レビュー

 RPGがそれほど好きじゃないので、未プレイ。ちなみにドラクエ4もプレイしてない。大人になって、バリシューもつらくなってきた今なら楽しめるんじゃないか、と。感想はというと「苦行のよう」。ふたつの世界を行ったりきたりして物語を進めていくのだが、これがはっきり言って分かりづらい。物語を理解するのに必死で、楽しむことはできなかった。

 転職システムも消化不良。武器・防具の装備判定が職業ではなく、キャラクターで決まるため「オノを装備したマッスルキャラの魔法使い」とか「杖しか装備できない少女戦士」なんてものができあがる。どうも納得がいかないのだ。

 久しぶりにプレイして見て驚いたのだが、ドラクエってこんなに宗教色が強かったっけ? 神様の語られ方とか、ものすごく宗教くさいのだけど。新興宗教が布教のために作ったRPGと言われても、納得してしまいそうな勢いだ。そういえばPSの7もかなり宗教色が濃かったなぁ。もしかしたら、ゲームデザイナーのあの人が宗教にハマっているのかもしれない。ちと怖い…。

 ドラクエやFFのような重RPGをやる気にならないのは、おっさんのオレだけじゃないようで、若い一般ユーザーに話を聞いても同じような答えが返ってくる。ゲームに何十時間もかける暇なんてないということなのだろう。相変わらず重いRPGをラインナップしているスクエニの未来がちょっと心配になった。たぶん、現場レベルではみんな気づいているのだろう。ただ、上がそれに対応できていないような感じがする。本当に大丈夫なのだろうか…