ガンヘッド

解説

同名の邦画をゲーム化、といってもほとんどつながりなし。ハドソンゲームキャラバンの公認ソフトでもある。

レビュー

 飛脚さんのブログ(左から飛んでください)を見ていたら、ムショーにハドソンシューティングややりたくなったので、ひっぱり出してきたのがコレ。ハドソンといっても、作ったのはコンパイルだったりする。それだけにデキは文句なしだ。

 グラフィックが昔風(古いわけではない)なことを除けば、今でもゲーセンで十分通用すると思う。最近は画面いっぱいに敵弾が広がるシューティングが流行りっぽいが、こいういうシンプルでストレートなのも楽しい。このタイプの新作シューティングが出てもいいと思うのだが、まず無理なんだろう。シューティング自体が斜陽な上に、「シンプルでストレートなシューティングを作りたい」では間違っても企画書が通らないからだ。そんな太っ腹な会社があったら、ぜひ見てみたいものである。おっさんゲーマーにはさびしい限りだ。

 PCエンジンはとにかくシューティングが多い。「確かにシューティングとアクションはやたらと多かったなぁ」と思った人もいると思うが、みなさんが想像しているより多い(のではないかと…)。「アトミックロボキッド」(アーケードからの移植)なんて、PCエンジンの箱を開けなければ、一生思い出さなかっただろう。やたらと多いシューティングだが、どれも一定のレベルを保っていて、PCエンジンはなかなか“買い”なハードだったと思う。残念なのは、シューティングがゲームの主流から外れていったように、PCエンジンも主流から外れていってしまったことだ。

 映画「ガンヘッド」の主演は、高嶋の兄だか弟だかが出ていたはず。「ゲームのオープニングに高嶋が出てきたらヤダなぁ」と思っていたが、さすがにそんなことはなかった。